ラー8歳 [猫たち]
最近、休みの日はいつもラーと散歩しています。
散歩といっても、ほんの50メートルほどですが。
散歩を催促する熱い眼差し
まずは儀式のようにゴロゴロ
おもむろに歩き始めます
ずんずん歩きます
それなりに警戒も
家の前に戻って
あじさいの花に鼻を近づけたり
あっ 葉っぱはダメだよ
一休みしましょうか
そして、今日6月15日は誕生日です。
お祝いはやはり、あれでしょう。
ラーは四種盛り
マメは三種盛り
少食のごん太は焼きかつお一種
相変わらず 気持ちのいい食べっぷりです
わたしはチリ・ワインで乾杯
今年もこの日を無事に迎えられて嬉しいです
今年のGW [旅]
今年のGWはラーの散歩から始まりました。
初夏を思わせる日差しの中、ラーは嬉しそうにゴロゴロしていました。
さて、少し遠出を。
滋賀県の近江八幡へ行ってきました。
すでに桜の季節は終わり、新緑が眩しかったです。
八幡堀沿いは遊歩道が整備され、ゆっくり散歩ができます。
紅葉の季節も素晴らしいとのことです。
日牟禮八幡宮の本殿前
八幡山から琵琶湖を眺めます。
近くには織田信長が築いた安土城址もあり、歴史を感じさせる場所でした。
さて、琵琶湖といえば鮒ずしです。
学生時代、大津の阪本屋まで行って鮒ずしを買い求めました。まだその頃は若く、そして背伸びするにはあまりにもお金がなかったため、値段が安いからと卵のないオスの鮒を選んでしまい、結局その独特の味を知らないまま、もう二十年以上経ってしまいました。中年となった酒飲みの面目躍如となるか。日本酒はもちろん滋賀のお酒です。
うーん、これは確かに日本酒に合います。なんともいえぬ風味です。皿の上の方にあるハスずしは酸味が強く、口に合いませんでしたが、これも数十年後には味がわかるようになるのでしょうか。
この酒器は近江八幡の骨董品屋で見つけたものです。大正から昭和初期にかけてのものだそうです。大変気に入っています。他にもたくさん酒器が並んでいて、近江商人たちの文化的精神の豊かさがうかがいしれました。
そして、連休最後の日は伊丹。
これまた酒の町として有名ですが、今回は美術館。
今年のカレンダーに選んだ熊谷守一さんの絵の展覧会です。
おなじみの猫の絵も数点展示されていました。
まさに仙人のような風貌。
いいな、こんな爺さんになりたいな。
猫たちと過ごす時間も多く、いい連休になりました。
まあ、それが一番ですね。
一瞬の春を惜しむ [猫たち]
先週末は、まさに春爛漫でした。
拙宅の小さな庭にも、花が咲き乱れております。
ラーを散歩させてみました。
ハーネスをつけての不自由な散歩ですが、
久しぶりに外に出られて、ちょっと興奮している様子でした。
その花は香りがするのかな。
川西まで歩く途中で、必ず出会うワンちゃん
ずいぶんたくましくなったものですが、今でもとてもフレンドリーです。
そして、今年も五月山の桜
今はもうすでに葉桜となってしまっています。
去りゆく春を惜しんで、乾杯!
本と向き合うこと [本]
日本に帰国してから通勤時間を利用しての読書時間が増え、それはそれでいいことだと思っていたのですが、忙しさにかまけて、その本を買い求める場所はほとんどネット上だったりするわけです。かつてのように、書店でじっくり時間をかけて本を探すということがなくなっていました。
先月亡くなられた、神戸六甲道の宇仁菅書店店主・宇仁菅民世さんに、
「それではあかんよ!」と叱られた思いです。
しっかり本と向き合わねば。
おなじみのこの包装、そして奥様みどりさんの達筆な添え書き。
「今日も探している本に出会えて、よかったですね」と、やさしく声をかけられたような気がします。
こうやっておいしいコーヒーを飲みながら、本のページを繰る幸せ。
ここ数年、忘れてしまっていたことです。
奥様みどりさんによると、書店の中に漂っている何かがわたしに声をかけたのだという本。
本を開いて、「あっ!」と心の中で叫びました。
ご主人、わたしはまだまだ勉強が足りないようです。
また今度どこかでお会いする時には、「鯉三くんもちょっとわかってきたな」と言ってもらえるよう、これからもたくさんの本と向き合っていきたいと思います。
新しいもの [猫たち]
毎年部屋に飾るカレンダーはインテリアのようなものなので、
今年のも自分なりに吟味して決めました。
いかがでしょうか。また猫ですね(笑)。
熊谷守一さん(故人)の絵です。
ちなみに職場の卓上カレンダーは猫村さんです。
去年、『猫村さんお楽しみボックス』をプレゼントしてもらいました。
時々こうやって遊んでいます。
さて、うちの猫たちですが、首輪を新調しました。
今回も「猫の首輪工房」に注文しました。
ラーは濃い赤
マメは黒
初めてお揃いの柄(鹿の子柄)にしました。
もう兄弟のようなものですからね
穏やかな正月 [その他]
初詣は、上の宮さんこと伊居太神社へ。
昔から適当に荒れたままの社が、歴史を感じさせます。
隣にある小さな動物園にも寄りました。
アルパカは身を乗り出すので、怖かったです。
ワラビーたちはちょっと寒そうでした。
家では西日を浴びて気持ちよさそうなラー。
キャット・タワーは、昨年12月ダウンさんに贈っていただきました。
ありがとうございます。
正月の酒は、三千盛の純米大吟醸。
iharajaさんに贈っていただきました。
ありがとうございます。
行儀の悪い猫たち。
ごん太は昨年も腎臓病に苦しみ、何度も危ない時がありましたが、
今年も一緒に新年を迎えられました。
ここ最近はとても元気で嬉しいです。
台湾からやってきた猫たちも、日本の生活にすっかり慣れました。
今では半纏の上で寝ても、しっくりくるようになりました。
すっかり、スロー・ペースのブログになってしまいましたが、
また、遊びに来ていただければ幸いです。
今年もどうぞよろしくお願いします。
武田尾の紅葉 [旅]
紅葉を見に、武田尾へ行ってきました。
温泉宿も四軒ありますが、今回は紅葉のみ。
旧国鉄の廃線跡を歩きます。
灯火のないトンネルはかなり暗く、足元を気にしながら通り抜けました。
さすがに空気が新鮮で、心洗われます。
見事な紅葉でした。
30分で行ける場所なのに、今回が初めてでした。
春は山桜、夏は川遊びが楽しめそうです。
お土産は小さなどんぐり。
もちろん、あなたへのお土産です。
狙いをさだめて、
さあ、行け!
大喜びです。
よかった...
追記:
阪急宝塚駅を降りた時に、亡くなった西本幸雄氏のことを思いました。
我らが阪急ブレーブスの黄金時代の礎を築いてくださった偉大な指導者です。
物心ついた時には、すでに近鉄バファローズの監督をなさっていましたが、父が生前よく西本さんの話をしてくれたので、応援していたブレーブスにとっては敵将ながら、常に特別な方でありました。監督生活を終えられた後の関西テレビでのプロ野球解説を通して、西本さんの野球への情熱と厳しくも優しいその眼差しに心打たれました。西本さんは、野球という素晴らしいドラマを、このわたしのちっぽけな人生にしっかり埋め込んでくださいました。
西本さん、ありがとうございました。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
梅乃宿蔵開き [本]
奈良の酒蔵・梅乃宿の蔵開きに行ってきました。
梅乃宿は普段からよく飲んでいる酒なので、この日を心待ちにしていました。
三杯は無料でしたが、もちろんそれだけでは足りず、300円のチケットをさらに買い足しました。
こちらはパター・ゴルフで景品をゲットするというもので、1回500円。従弟は一回目で見事純米大吟醸の四合瓶を当てました。これで調子にのって、二人で何回も挑戦して、結局高くついてしまったのは言うまでもありません。
楽しみにしていた蔵の見学も忘れて、飲み食いだけで時間が過ぎていきました。しかし、皆さんとても幸せそうに飲んでいて、はるばる奈良まで出かけた甲斐がありました。地元に帰って、またしても二人で飲み歩き、気がついたら布団の中に入っていました。途中で記憶が飛んでしまっているのは怖いことです。
幸い二日酔いにはなりませんでしたが、
「何をやってるんだ、自分は」と自己嫌悪におちいることしきり。
西村賢太の小説を初めて読んだ時は「なんだ、この最悪の男は!」と不快感を抱いたものですが、他の作品も読んでいくうちにすっかりはまってしまいました。最悪なのは、実は読んでいる側の自分なのだと気づいたからかもしれません。
芥川賞受賞作「苦役列車」はまだ読んでいませんが、本物の小説の書き手が現れたことを嬉しく思います。