小旅行(2) [旅]
梅雨明けの青い空、そして青い海。
福山からバスで「しまなみ海道」を走る旅はとても快適でした。
夕刻に今治に到着。
親友のH君が出迎えてくれ、今治城を案内してくれました。
天守閣はすでに閉まっていて見学することができませんでしたが、
お城の中にいた可愛い猫と遊び、満足しました。
さて今治といえば、今全国的に注目されているものが二つあります。
まずは食べ物。
焼き鳥です。
今治では串刺しの焼き鳥ではなく、鉄板で焼いて皿に盛ったものが一般的です。特に甘いたれをかけて食べる皮が今治ならではの味です。
これは「せんざんき」といいます。いわゆる鶏のから揚げですが、鶏肉に下味をつけて揚げたものを今治では昔から「せんざんき」と呼ぶのだそうです(2011年11月14日訂正)。
H君の幼馴染みが経営する焼き鳥屋さんがサービスで出してくれた鶏の刺身。生レバーは絶品でした。
この他にもたくさんご馳走になり、鶏づくしのおいしい料理に感動してしまいました。
さて、お世話になったH君の家は海沿いの静かな場所にあり、小高い丘やため池など、自然がいっぱいでした。もし自分が小学生か中学生だったら、二週間くらい泊まりに来ていたことでしょう。H君の二人の息子さんがすくすく育っている様子を見るにつけ、田舎は子どもにとって思いっきり遊べる、いい場所だなと思いました。
すでに中年になってしまった我々ですが、決して少年の心を忘れたわけではありません。
でも、ちょっと遊びすぎて奥様に叱られてしまいました(苦笑)。
翌日、再び今治城へ。
天守閣から来島海峡を望みます。
お昼は「今治ラーメン」なるものをごちそうになりました。
魚介類でとった出汁はとても淡白ながら、しっかり味があり、とてもおいしいスープとなっていました。
焼き鳥の次はこれで今治の味をアピールするそうです。
最後に今治が全国に誇るもの。
それはもちろん、今治タオルです。
この旅行中、H君と奥さんがいつも手渡してくれたのが、この薄くて細長いタオルです。
とても暑かったので、日中はいっぱい汗をかいたのですが、このタオルは首に巻いてもむれることなく、とても重宝しました。本当にすぐれものです。おみやげにいくつも買って帰ったことはいうまでもありません。
H君、奥さん、本当にお世話になりました。どうもありがとう。
ああ、いい旅でした。
日本の旅は久しぶりだったためか、随所でしみじみ感じ入るところがありました。
さて、今度はどこへ行こうかな...
小旅行(1) [旅]
連休を利用して旅に出ました。
向かったのは、
山口県下関市
下関市立美術館で開催されているこの美術展をどうしても見ておきたかったのです。
猫のタローくんに会えて本当によかったです。
他の絵も素晴らしかったです。どれも好きな絵ばかりでしたし、静物画などは学生時代に観たジョルジュ・モランディの絵と比べてしまいました。
下関駅前の大衆食堂で昼食をとりました。
クジラ汁定食です。ふぐで有名な下関は、かつてクジラもよく水揚げされていたそうです。
サバの塩焼きが意外においしかったりしました。
そして広島県福山へ移動。
次の目的地へ向かう中継地点です。
向かうは四国愛媛の今治です。
(続く)